
輝かしくも重厚な歌声と、幅広い表現力に高い評価がある、本格派バス歌手。最も深いバスの低音から、テノールに迫る高音までを駆使する超絶技巧は、人々を驚嘆させ続けている。ブルーノ・ペラガッティ氏に、チェザレ・シエピの再来と賞賛される。
オペラ歌手として200公演以上で主要役を演じる一方、コンサート出演も数多く、≪愛・地球博 記念ガラコンサート≫に日本を代表するバス歌手として招待され、その演奏は絶賛を博した。イタリア各地でコンサートや芸術祭にメイン歌手として招待出演。活動は幅広く、日本ポップス界のトップスターの槇原敬之氏の日本武道館・大阪城ホールのツアーコンサートや、久石譲氏の西本願寺音舞台のコーラスディレクターをつとめた。オテラ歌手(浄土真宗僧侶)とも呼ばれ、仏教讃歌演奏と研究の第一人者でもある。2011年、「オペラ親鸞」の主役主演と制作を大成功し、日本の誇るオペラ歌手と称される。
コンサートでは、東京オペラシティーコンサートホール、東京文化会館、愛知県芸術劇場、びわ湖ホール、ザ・シンフォニーホール、兵庫芸術文化センターなど著名一流劇場でソロ演奏し高い評価を受けている。また、それらの模様がテレビ番組となるなど活躍は目覚しい。
オペラでは、『魔笛』ザラストロ、『ボリス・ゴドノフ』ボリス・ゴドノフ、『ドン・カルロ』フィリッポ、『パルジファル)』クリングゾール(音楽の友社賞・トヨタ音楽賞受賞)、『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロ、『マクベス』バンコー、『ラ・ボエーム』コルリーネ、『コジ・ファン・トゥッテ』アルフォンゾ、『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、『カルメン』エスカミリオ、『満仲』満仲、『ランメルモールのルチア』ライモンド(三菱信託音楽賞受賞)、『天守物語』の姫川図書之助、他で好評を博し華々しいキャリアを築く。モーツァルト、フォーレ、ヴェルディ等の宗教曲や「第九」の独唱等でも常に高い評価を受けている。数多くのCDのソロ・指揮・録音・制作を行うほか、直近では新曲CD「二度とない人生だから」をリリース。
日本クラシック音楽コンクール西日本大会優勝。イタリア声楽コンコルソ他、コンクール入賞入選。 ベルカント音楽院(Italy)のディプロマを取得。ブルーノ・ペラガッティ氏に師事。
東京二期会会員。これまでに関西二期会常任理事、事務局長、監事を歴任。龍谷大学混声合唱団ラポール顧問。

- 1991年 イタリア声楽コンコルソ ファイナリスタ
- 1992年 第2回日本クラシック音楽コンクール西日本大会 最優秀賞
- 1994年 イタリア声楽コンコルソ ファイナリスタ
- 2000年 関西二期会≪パルジファル(クリングゾール役)≫トヨタ音楽賞・音楽の友社賞(団体)
- 2001年 関西二期会≪ランメルモールのルチア(ライモンド役)≫三菱信託銀行音楽賞(団体)